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イネドロオイムシによる被害が拡大しています (2011-6-16 15:58:38)
イネドロオイムシ
[予報内容]
発生時期
発生量
発生地域
平年並
多い
県下全域
[予報の根拠]
5月下旬現在,越冬成虫の発生量及びイネへの産卵数は平年より多い。
気象予報によると,向こう1ヶ月の降水量は平年並か多く,日照時間は平年並か少な いと予想され,発生をやや助長する条件である。
[防除上注意すべき事項]
曇雨天が続く場合は注意が必要である。
例年の発生推移としては,幼虫が6月上旬頃から発生し,6月下旬に被害が最も多くなる。7月上旬には終息するが,幼虫の発生が多く,食害が目立つ場合は防除を行う。
震災の影響で田植えが遅れ,イネが小さいうちに加害を受けた場合,被害が大きくなる可能性があるので,発生に特に注意する。
[防除薬剤例]
使用量
使用基準
(収穫前日数-使用回数)
参考事項
トレボン粒剤
2〜3kg/10a
21-3
接・B
トレボン乳剤
希釈倍数
1000〜2000倍
21-3
接・B
シクロパック粒剤
小包装10個
(600g/10a)
60-2
接
Mr.ジョーカー粉剤DL
3kg/10a
7-2
接
※
農薬の使用する場合は,使用する前に必ずラベルを見て,対象作物・希釈倍数・使用量・使用時期・使用回数等を確認し,農薬の誤った使用を行わないようにして下さい。
※
農薬散布時には風向,風速,散布位置やノズルの向きに注意し,周辺作物に農薬が飛散(ドリフト)しないように注意して行いましょう。
[イネドロオイムシの形態と被害の様子]
・形 態
成虫は体長約4〜5,胸部は細くて黄褐色で全体に輝きのある青藍色の甲虫である。卵は黄褐色,直径0.8で数粒ずつまとめて葉面に産み付けられる。1年に1回発生する。幼虫は洋なし型で成熟すると体長約5。いつも自分の糞を背面に背負っているの現象がおこると急激に減り,被害が止まることが多い。でこの名が付けられている。幼虫は乾燥に弱く,フェーン蛹は体長4の黄白色で白い繭の中にいる。
・被害の様子
成・幼虫ともにイネを加害するが,被害がより大きいのは幼虫で,成虫はあまり問題とならない。孵化幼虫は産卵された株をカスリ状に食害し,被害が著しい場合は,株全体が白っぽくなってしまう。
茨城県病害虫防除所発行「病害虫発生予報6月号」(平成23年5月31日)より
■お問合せ
市役所農政課 0297-35-2121/0280-88-0111(内線2202)
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