Bando! : 環境に配慮 先進エコ庁舎 坂東市計画
坂東市は、老朽化と東日本大震災による被災のため建て替える新庁舎について、環境に配慮した「先進エコ庁舎」と位置付ける基本設計を定めた。象徴として高さ三一・五メートルの吹き抜けの塔を整備し、ランドマーク的な「塔のある庁舎」となる。
新庁舎は、岩井庁舎跡地に総合庁舎として建設する。地下一階、地上五階建てで、塔の延べ床面積は約一万三千平方メートル。
エコ庁舎として、塔の通気性を生かし、庁内の空調を施すほか、太陽光発電を設置。停電が発生しても、最大三週間業務が行える。
災害時には、一階の市民ロビーなどが炊き出しスペースに様変わりし、二階や四階の一部は、ボランティア活動の拠点、仮眠室などにも対応できるように工夫した。
また、一階の総合窓口は「ワンストップ窓口」として、複数の行政サービスをこの一カ所で受けられる。
今年十月に着工し、二〇一六年四月に完成の予定。総事業費は約五十億円を見込んでいる。総合庁舎完成後も、猿島庁舎では、窓口サービスの業務は続けられる。