岩井将門まつり 時代絵巻で魅了

Date 2013-11-13 11:16:17 | Topic: 特集



平将門生誕1111年を記念した「第40回岩井将門まつり」が10日、坂東市岩井の岩­井センターモールで開かれ、相馬野馬追騎馬隊の15騎が福島県南相馬市から参加し、馬­を戦略的に活用したとされる将門の軍勢を現代によみがえらせ、集まった多くの観光客の­目を楽しませた。

 相馬野馬追は将門にルーツを持つ神事。野生馬を敵兵に見立て軍事訓練したことに始まる­とされ、国の重要無形民俗文化財に指定されている。同騎馬隊の参加は3回目。

 南相馬市の北郷騎馬会代表世話人の牛渡康光さんは開会式で「従来の野馬追の姿に戻るの­にはまだ時間がかかる」と、東日本大震災と福島第1原発事故で受けた深刻な被害に触れ­つつ「来年は当地に来ていただき、生の野馬追をご堪能いただきたい」とあいさつした。

 過去最大規模という200人超の武者行列は、将門の誕生から波乱の生涯をたどる物語形­式で展開。将門役は市観光協会長の吉原英一市長が、将門の父に当たる良将役は同協会の­中山茂副会長が演じた。市観光協会によるとまつりには約12万人の観光客が訪れた。

 「野馬追の実物は迫力がある」と、取手市から夫婦兄弟6人で訪れた小関多美男さん(6­6)。毎年来るという同市幸田の小林忠勝さん(75)は「武者姿で馬に乗る姿はなかな­かみられない。勇壮ですごい」と話した。


This article comes from Bando! 坂東市タウンなび
https://bando-navi.com

The URL for this story is:
https://bando-navi.com/article.php?storyid=390